![](https://i3.wp.com/imgopt.asahi.com/ogp/AS20250123002141_comm.jpg?w=1200&resize=1200,0&ssl=1)
「はみだし者でかまわない」
ザ・ブルーハーツの「ロクデナシ」のサビ。その一節だ。
ビースト・猿川真寿(45)は、若い頃からテーマソングとして聴いていた。
「今も、20歳までに聴いていた曲をよく聴きますよ。心のどこかで、青春時代のままの気持ちでいたいんでしょうね。(ミスター麻雀(マージャン)と呼ばれた)小島武夫先生も、最後に『ろくでなし』という自伝を出していて。時代が求める品行方正よりも、かっこよく生きていたい」
自由に生き、自分を曲げない。
猿川は、反骨と美学の雀士である。
「ファンのために打つ」
「ツイていなかった」
しばしば雀士からも聞かれる言葉だが、猿川は言いたくない、という。
上京のきっかけを与えてくれた多井隆晴の助言、「さるすけ」と呼ばれる鈴木大介が見せた美学への思いーー。「ロクデナシ」猿川真寿の生き様とは。
- 「麻雀は芸術」と語る黒沢咲の物語や、チームメート中田花奈の妙手解説はこちらから
「もちろんファンと勝ちを共…